2月25日、代表質問でした。
5会派から一人ずつの質問。
わたしの所属する会派の前島議員の質問に対し、社会体育施設、学校教育施設の利用に関し、スポーツ少年団については、3年間は全額免除とする方針が示されました。
(3年間という期間は、利用料金の検討をおこなったスポーツ推進審議会の答申に、3年をめどに料金を再検討するといった文言が入っているため)
4月からのスポ少の利用に関しては、これまでどおりの対応となるものと思います。もう少し事務的な詰めがありますが、しっかりとした対応を求めていきたいと思います。
施設の利用料金については、維持管理や修繕等の必要からも、利用する方と利用しない方の公平性といった観点からも、これを負担していただくというのがトレンドな考え方であると思います。公共施設といえども、目的をもって設置されたものであり、その利用にはルールがあり、対象者を定めている場合もあります。そういう中で、全額免除や一部免除という対応をしていく場合には、その理由を明確に説明していかなければなりません。
わたしは、基本的には施設の利用料金はいただくというスタンスです。維持管理等に充当するための財源を利用者にも負担していただくというのは、必要なことであるとの考えです。しかしながら、今回の対応は、子育て支援やスポ少の児童生徒の減少といった現状、3割減免で負担していただくことによる利用料収入のボリューム(約300万円から350万円)などを勘案し、全額免除と言う判断としたものです。
代表質問の再質問の中では、施設予約や利用に際し、スポ少ということで優遇されている状況があることや、一部に適切な利用と言えない状況があることにもふれ、有料化としないこととあわせて適正利用をしっかり求めていくような姿勢が必要であることも指摘していただきました。
審議会の答申では受益者負担の考え方が基本にあるという中で、利用者や市民側の施設利用に関しての広く議論する機会が不十分であったことと、さまざまな意見や考え方を条例改正後に聴取することにならざるを得なかったことなどから、多様なステークホルダーによる合意形成の大切さもあらためて感じました。
このほか、障害者の利用に関しても減免でとどまっていますので、場合によってはこちらの取り扱いも検討していく必要があるかもしれません。
議会では、来週から委員会審査が始まるのと、3月上旬に教育委員会が開かれますので、その際にスポ少とあわせて事務的な取り扱いの詰めをしていただけるよう求めていきたいと思います。