11月6日、6年2組に伺いました。
クラス全員が静かに座って「朝読」をして待っていてくれました。
毎回、違うメンバーが読み聞かせに行きますので、選書は重ならないように気をつけています。
(^_^;)
今回の2冊は、最上級生でもあり、何かと役割や責任が求められる6年生に、スカッと面白く楽しめるような本と、ちょっとした視点や発想の転換のきっかけになりそうな本を持っていきました。
1冊目は、シゲタサヤカさんの『オニじゃないよおにぎりだよ』です。
ストーリーも面白いのですが、絵もなかなか個性的です。
この本、カバーにおにぎりや海苔(の絵)がたくさんちりばめられていて、切って作って遊ぶこともできます。
さらに、大きなおにぎりの海苔の部分を切り抜いて、顔を入れて写真撮影もできちゃったりもして、よくできています。
(^^♪
ぜひ、手にとって楽しんでいただきたい1冊です。
『オニじゃないよおにぎりだよ』
シゲタサヤカ 作
えほんの杜(2012年)
2冊目は、漢字もたくさん勉強する6年生に、「ひらがなの国」のお話の絵本。
濁点の有無は、イマジネーションの鍛錬にもなりそうです。
ちょっと大げさか…。(^_^;)
たとえば、「しめしめ」と「じめじめ」は全然違う場面や感情を想像しますよね。
でも、夏のある日に「今日は体育で暑い中バテそうだな〜」というときに、雲行きが怪しくなって雨模様になったら、「じめじめ」して「しめしめ」ということもあるわけで、言葉というのはその使い方に奥深さがあるもんだとつくづく思います。
また、これから寒くなると、「おでん」の美味しい季節になるわけですが、濁点がなくなると「おてん」=「汚点」となるわけで、これは美味しくないですね〜。
…このくらいにしておこう。
「濁点」に注目したこの作品。
ひらがなのお話ですが、言葉の意味が理解できる高学年向きの絵本と言えそうです。
『ぜつぼうの濁点』
原田宗典 作
柚木沙弥郎 絵
教育画劇(2006年)
次回は、3年生のクラスに伺います。