2016.11.11 Friday 23:59
地区別農業委員等研修
県内の地区別農業委員等研修会が行われました。
農業委員会制度は、政府の成長戦略や農業改革の中で、農地をめぐる情勢の変化(昭和27年当時の609万ヘクタールの農地を1454万人の農業者に配分→耕作放棄地を含めた452万ヘクタールの農地を227万人の農業者で利用)や農地制度の改正等をふまえ、昨年9月に公布された「農業委員会法の一部改正法」等により、平成30年度までに新制度に移行していきます。
笛吹市農業委員会は、現在第22期で、公選委員30名と選任委員8名の38名で構成されています。
今後は、農業委員数の半減とともに、農業委員会に農地利用最適化推進委員が設置され、農業委員は過半数が認定農業者であることが求められ、議会の同意を得て市町村長が任命することになります。
また、推進委員は農業委員との兼務はできず「担当区域内の農地利用の最適化」が業務とされます。
いずれも定数条例が必要とされ、笛吹市農業委員会は来年8月末が任期満了となるため、これから新制度に基づく農業委員と推進委員の選考(選任)規則や定数条例の制定に向けた準備や、募集の告知、人事案件の議会上程、関係規則等の制定改廃などが進められていきます。
山梨県内では、南アルプス市、中央市、南部町、富士川町の各農業委員会がすでに新制度に基づく体制に移行しており、円滑な移行に向けた準備作業に各市町村農委と事務局ではご尽力いただくこととなります。
今後、笛吹市農業委員会の新体制移行に向けた経過なども、随時ご紹介していきます。